松田祐季(37=福井)が、豪快な3コースまくりで地元のGW戦連覇を飾った。2着は武田光史、インで人気を集めた遠藤エミは3着に終わった。

レースは強風のため安定板が装着され2周で行われた。松田はコンマ11のトップスタートを踏み込み、節一パワーを誇った遠藤を沈める鮮やかな一撃だった。予選、準優とも納得の仕上がりにならず、優勝戦当日も朝からペラをたたき変えた。「調整が当たりました。しっかりかかってくれる感覚があったので、思い切って握っていけました」と会心の笑顔だった。

昨年10月児島周年で、ヤングダービー以来7年ぶりのG1優勝を飾り波に乗りかと思われたが、それ以降は思わぬ不調に陥った。「自分でも原因は分からなかった。新期初戦で結果を出せたのでまた頑張れますね」。11月には三国でチャレンジカップが開催される。地元SG出場は今年の目標の1つ。ここから流れに乗っていく。