西山貴浩(35=福岡)が4コースからの差しで、今年3度目の優勝を果たした。12R優勝戦、8戦7勝で、圧倒的な人気を誇った1枠・江口晃生を破っての歓喜だった。

2コースの中岡正彦が1Mでまくりに出たことで、西山に差し場が広がり、バックで江口に競り勝った。「うまく展開を突けることができました」。前回の芦屋では、準優12R1枠に座りながら優出に失敗した。「前回芦屋では得点率トップだったのに優出できなかったので、何とかと思っていました」と、トレードマークのとびきりの笑みを浮かべた。「エンジンは普通でした。スター性で勝ちましたね」とおどけてみせた。

次節の平和島G1(14日~)のあとは、芦屋でのSGオールスター(24日~)が待っている。「三振前のバカ当たりですかね」と“西山節”も全開。ドリーム2枠で挑む地元SGへ、これ以上ない弾みとなった。