個人戦は中亮太(26=福岡)が2コースから差し切り、昨年8月の桐生以来となる通算2度目の優勝を決めた。夫・深谷知博に続く浜名湖連続優勝がかかった鎌倉涼は2着に敗れた。

準優終了後から、勝つためのイメージを膨らませ、最終日は11R発売中までペラ調整とターンの練習を重ねた。「鎌倉(涼)さんに勝つには、全速で差すしかないと思ってました。思い通りに走れて、100点満点です」と、会心のレースに満面の笑みを浮かべた。ペラも前回使用者のベースを残しつつ、片面だけを調整。ターン回りを中心にトップ級のパワーを引き出した。「僕にとって、新たな武器ができた感じです」。今後の目標については「7点オーバーのA1になること。調整力を付けて、ミスしないように走りたいです」と思いを巡らせた。次走は30日間のフライング休みを消化後、6月11日からの徳山一般戦の予定。