23年後期(7月以降)で初のA2級へ昇格を決めた森悠稀はよくぞ最悪の状態を脱した。

初日のレースを終えると、鬼の形相ですぐに試運転へ向かうほど、機力はさっぱりだった。汗を流したことが実って2日目は2、1着。レースができる足になったのは収穫だ。「数原(魁)選手にアドバイスをもらい、伸びを捨てて回り足を求めました。何とかレースできます」と、ホッとした表情を見せた。得点率は14位タイまで浮上。ノルマ2走11点の克服に燃える。