長嶋万記(41=静岡)が2コース差しを決めて、今年5度目の優勝を飾った。

12R優勝戦は、水面悪化で安定板装着、2周回に短縮された。進入は枠なり3対3。イン上平真二が3コースからまくる北川潤二を警戒したのを見逃さず、鋭く内を突いた。バック並走から2Mでさばいて、リードを守り切った。上平真二は長嶋に迫ったが2着、3着には佐藤博亮が入った。「いい展開になったので、しっかり差せた。足は自信がなかったけど、(佐藤に)行かせるよりも後悔しないようにと思った。うまく回れて良かった」と安堵(あんど)した。

今年は10節走って優勝5回、優出を逃したのは2月浜名湖G1東海地区選の1回のみと、高いレベルで安定している。「自分に集中することに意識している。今節は順延で娘と会う時間がなくなったけど、その分レースで一生懸命に頑張りました」とレーサー、母と両面の顔を見せた。

さらに勢いをつけた長嶋が、次節17日からの徳山G3オールレディースでも突っ走る。