日本モーターボート競走会は17日、第352回褒賞懲戒審議会を行い、吉田凌太朗(29=愛知)へ、25日から4カ月間の出場停止処分を決定した。

吉田は3月12日、福岡・若松ボートのルーキーシリーズ5日目準優9Rで、2周2Mを回って3番手を走っていたが、3周目に入ったところで上体を起こしてスピードダウン。4番手に後退してゴールした。この航法が「騒擾を惹起する航法」と判定され、レース後に即刻帰郷の処分が下りました。

SG及びプレミアムG1の競走開催要綱で、「選考期間及び前検日までにおいて褒賞懲戒審議会に基づく出場停止処分を受けた者は、出場を除外する」という規定があるため、吉田は9月のプレミアムG1ヤングダービーに出場できない。

◆吉田凌太朗(よしだ・りょうたろう)1993年(平5)9月22日、愛知県生まれ。117期生として15年11月常滑でデビュー。16年8月蒲郡で初勝利。17年5月常滑で初優出。同年12月の多摩川ルーキーシリーズで初優勝。通算優勝は6度。167センチ、52キロ。血液型A。

◆褒賞懲戒審議会 日本モーターボート競走会が選手、審判員及び検査員の褒賞及び懲戒について審議する会。競走会に審議会を設置し、10人以内の委員で組織される。選手の懲戒については、それぞれの事案に対して戒告か、一定期間の出場停止処分を科すことができる。