最終回は恒例の初日ドリーム戦展望をお送りする。

ファン投票1位でポールポジション1枠に座るのは池田浩二(45=愛知)。DRメンバー唯一の40歳代マスターズ世代も、円熟のハイレベルターンでインから押し切り、オールスター12年ぶりの優勝を目指す。

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オールスター今年のファン投票トップは池田。1枠インから、しっかり期待に応えてくれるはずだ。池田の今年の成績がすごい。ここまで12節、優勝は地元常滑の年またぎ開催の1度だが、SG平和島クラシック(6着)を含めて9節優出と、コンスタントに結果を残している。それもあって賞金順位は3位と好位置。オールスターは11年尼崎で優勝、12年ぶりの戴冠へ向かう。

池田を追う2枠・西山から強豪がそろう。エンターテイナー西山はオールスターで最も映える選手。地元芦屋は前哨戦でもあった3月のG1周年で優出4着、地元だけに調整も手の内に入れている。

毒島、馬場、桐生らはSGをいくつも優勝しているが、オールスターはまだ。毒島は昨年の当地G1周年を制しており、馬場は芦屋チャレンジカップでSG初優勝と高い実績がある。女子の守屋は3年連続のDR戦出場、過去2年は舟券に絡めていないが、今年こそだ。

DR組以外では、地元福岡勢に注目したい。選手会長・瓜生正義を筆頭に岡崎恭裕、元志と仁志の篠崎兄弟、前田将太、新開航に女子の渡辺優美らが地元ファンの期待を背に全力投球する。(おわり)【中川純】