杉山貴博(42=東京)が思案に暮れた。

準優10Rは4カドからまくり差して1着。エンジンは伸びに手応えをつかんでおり、優勝戦は3枠を想定。長所をより生かすことを考えていた。しかし、準優11Rで得点率2位の中沢和志が3着、さらに12Rで得点率トップだった枝尾賢が2着になったことでファイナルは2枠。これでプランが大きく狂ってしまった。「3枠が良かったのに。2コース向きの足じゃないんでね、どうしよう…」。昨年1月の当地以来となる優勝へ向けて、懸命に対策を練る。