若林義人(25=静岡)が好素性機を早くも手の内に入れてきた。

まずは2着2本と上々の結果を残した。

スタートで立ち遅れた分、周囲には強烈なインパクトを与えた。後半9Rはコンマ34のスタート。そんなハンディを乗り越えて、道中で追い上げて2着とした。

「スタートはタイミング不良です。でも、足は本当に良かった。宮島も良かったけど、今回の福岡もエンジンはいいですね」

その宮島とは2月のことだ。伝統の「岩田杯」の準優で2コースだった若林は、イン井口佳典を相手にジカまくりを決めた。伸びの良かった井口を上回る伸びで沈め、優勝戦も2着に入った。

「あの時は、井口さんよりも伸びていましたね」と振り返るほど、機力を引き出していた。今回も、その感触に近い手応えがある。

2日目は6R1枠の1走。「普段はバランス型だけど、最近は伸び型にも挑戦しています」と言う。その成果が出た48号機を武器に、上位着を重ねる。