吉田凌太朗(29=愛知)がイン逃げで、昨年2月の若松以来となる優勝を決めた。枝尾賢が3周1Mで杉山貴博を逆転して2着。3着には杉山が入った。

今節は、とにかくエンジン出しにひと苦労。準優後には「優勝戦に入ると厳しい」と弱音をこぼした。しかし、4日目と同様に最終日も5Rから安定板装着となったことが、追い風となった。「安定板が付いて足の差が多少なくなってくれました。準優も優勝戦も、そのおかげです」。インからコンマ02とトップタイのスタートを決めると、一目散に1Mを先取り。独走態勢へと持ち込んだ。

17日に行われた褒賞懲戒審議会で25日から4カ月間の出場停止処分が決定。当面はレースから遠ざかるが、引きずってばかりもいられない。「復帰してから、しっかり結果が残せるように準備します」と前を向いた。