12Rで優勝戦が行われ、三嶌誠司(54=香川)が3コースからまくり差してG2初制覇を果たした。今年初、通算69度目の優勝。イン魚谷智之は無念の2着、3着は佐藤博亮が入った。

進入はスタート展示と同じく、江口晃生が2コースまで動き、152・346の3対3。イン魚谷智之の起こし位置は2Mオレンジブイよりやや前の位置だった。コンマ07のトップスタートを切ったが、スリット直前でレバーを放った。そのぶん、3コース三嶌がスリット後に軽快な伸びを見せた。1Mは魚谷の先マイに対し、三嶌は3コースから鋭いまくり差し。これが鮮やかに決まり、5コースから差した笠原亮の追い上げを振り切り、2Mも先取った。魚谷は差し返しを狙ったが、わずかに届かず2着。3着争いは佐藤が2周2Mで笠原に競り勝った。

勝った三嶌は「責任あるスタートでした。冷静にいけたけど、うれしい」と話した。特別競走は16年2月丸亀G1四国地区選以来、7年3カ月ぶり。マスターズ世代に入ったとはいえ、69期は昨年、田中信一郎のG2制覇もあり、同期の活躍が励みになったはずだ。また、132期として同じボートレーサーの道を歩み始めた娘・こころにも、強い父親の勇姿を見せることができた。

次節は、29日からびわこ一般戦に出場予定だ。

払戻金は2連単(2)-(1)2290円、3連単は(2)(1)(3)7160円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)