三嶌誠司(54=香川)が絶品のまくり差しで通算69度目の優勝。

初のG2制覇を果たし、特別競走は16年2月丸亀G1四国地区選以来、7年3カ月ぶり。来年3月戸田SGクラシックの優先出場権を獲得した。2着はイン魚谷智之、佐藤博亮が3着に入った。

江口晃生がピット離れ良く2コースを奪い、152・346の3対3。魚谷が先マイ態勢を作ったが、スリット後にのぞいた三嶌がわずかな隙を見逃さなかった。「展開も向いて、はまったなという感じでした。初日からエンジンの動きが良かったので、地に足を付けて落ち着いて行けた」。イメージ通りのレースに笑顔を見せた。

21日にプロデビューした愛娘、こころに対しては「頑張ってほしいけど、ライバルなんで負けたくないですね」ときっぱり。この優勝で来年最初のSG権利を獲得。「久しぶりに記念レース走らせてもらって、厳しいが楽しかった。大きな舞台に戻れるよう切磋琢磨(せっさたくま)したい」。現在はA2級だが、久々のSG舞台へ今から気持ちが高ぶってきた。