「やりました」。9Rで2コースから差し抜けた地元の若手・富田恕生(24=福岡)が、笑顔で引き揚げてきた。

前半3Rの5コースまくり差しと合わせての1日2勝は、22年1月の児島ルーキーシリーズ以来、自身2度目。「伸びはあるし、回ってからも出ていく。乗り心地もいい」と相棒21号機を称賛した。ただ、前回の連勝時はその後に成績を落としただけに、今回は喜びを抑えた。「一番の不安がピット離れで、2番目が起こし。でも、ペラはやらずに自分が工夫する」。不安ポイントを解消して、まずはベスト18入りを狙う。