ボートレース住之江のGⅠ「太閤賞 開設65周年記念」は1日、開幕し12Rのドリーム第1弾「千成賞」は松井繁(51=大阪)が逃げ切った。また秦英悟(35=大阪)と木下翔太(29=大阪)が2戦2連対で上々の船出と、地元勢が好走を見せた。

 今節、この強力な地元勢以外でV候補を挙げるなら田村隆信(43=徳島)が、その一人だろう。

 昨年は7月の地元・鳴門SG「オーシャンカップ」でフライング。これでリズムを崩し、後半戦はいいところがなかった。

 しかし今年はひと味違う。1月の戸田・64周年記念は開幕3連勝と飛ばしながら開催中止と、運に見放された格好になったが、3月に三国・67周年記念で逃げ切り15度目のGI優勝を決めた。

 今節の初戦(7R)はBS4番手から2M絶妙のターンで峰竜太(36=佐賀)に競り勝ち2着に入った。

「(回転の)上がりが悪い。道中もすごく重たくて、抜かれるんじゃないかと思っていた。それでも2着を守れたのは、エンジン素性がいいからでしょう。足自体には余裕がありましたからね」

 現状は長所も短所もあるというが「キャブを点検して」短所が消えれば、4、1枠の2日目はポイント大量ゲットのチャンスだ。