ボートレース住之江のGⅠ「太閤賞 開設65周年記念」は3日、予選3日目の攻防に突入する。2日目終了時点でオール2連対は2、2、1着としている木下翔太(29=大阪)ただ1人。ドリーム第2弾を制した峰竜太(36=佐賀)も3、1、1着で3戦オール3連対を守った。

 そして、すでに5、6枠を消化して1、4、1着の坪井康晴(43=静岡)もポイント的には有利な状況だ。

 エンジンは噴いているのに、展開や流れが悪く大敗が続く場合がある。いい例が先日の福岡SG「クラシック」の瓜生正義。直線は上々だったが2日目まで5、6、6着で早々と予選落ちした。

 その逆バージョンが今節の坪井だろう。初戦は4コースの北村征嗣(41=大阪)がカドまくりで内を一掃。5コースから坪井が差して1着。3走目の2日目1R(3号艇)はまくり差し不発でバック4番手も、2Mで前を行く3艇が大競り。2Mで最内をクルリと回って先頭に躍り出た。

 残す枠番が1、2、4なら得点上位での準優進出が視界に入る。「足は普通で、一番いいのは展開(笑い)。5、6枠が終わっているのは大きいけど、こんな時には欲張らない方がいい。流れに身を任せますよ(笑い)」と、泰然自若。ベテランの域に入り、気負わない姿勢がかえって頼もしい。3日目もツキ男に乗る手か!?