ボートレースまるがめの「春のセンバツ ボートレース選手権大会」は3日、7日間にわたるロングランシリーズの火ぶたが切られた。12Rメインのドリーム戦は平尾崇典(48=岡山)が逃げ快勝。前半と合わせて連勝発進を決めたが、本紙注目は初日1、2着発進の中越博紀(37=香川)だ。

 初陣の前半4Rでは4コースから軽快にまくり差して白星奪取に成功。2号艇で出走した後半10Rもインから逃げた岡村慶太(33=福岡)に差し続いて2着を確保した。

 今節の相棒14号機は2連率36%の中堅機。前検日(2日)は「乗り心地は許容範囲だけど、行き足はしっくりきてない」と気配ひと息だったが、初日のレースぶりを見れば杞憂に終わりそうだ。

「レースに行くと少し回転が足りてなくて、レスポンスが甘い。でも、後半の方がレースはしやすかった。伸びは平均以上あるので、この近辺で手前の足を上積みしていきたい」と前向きにとらえる。

 昨年7月の鳴門一般戦を最後に優勝から遠ざかっているが、前節のからつ一般戦で約半年ぶりの優出に成功(5着)。流れをつかみ始めているだけに十分、チャンスはありそう。さらなる躍進に期待だ!