ボートレース宮島のGⅠ「宮島ダイヤモンドカップ」が4日、開幕した。初日連勝者は不在だったが、12Rドリーム戦を制した毒島誠(37=群馬)をはじめ、石丸海渡(27=香川)、森高一真(42=香川)、高田明(35=佐賀)、若林将(37=東京)が初日1走を白星スタート。その中で好素性機を駆る高田が気配上々だ。


 高田は初日2R1回走りで2コースから差し切って白星ゲットと好発進を切った。「エンジンさまさまですよ」と謙そんしたが表情は明るい。タッグを組む66号機は2連率40%を誇る良機で3月に対戦済みとあって素性は知っている。「このエンジンは見ているし一緒に走って伸びがいいのを知っている。その伸びは今はないですね」と、もどかしさもある。ただ「力強さがあります。グリップや押す感じがあった。エンジンはしっかりしている。回転が上がればもっと良くなりそう。現状でもバランスが取れて高い水準ですよ」と手応えをつかんでいる。

 最近4場所では若松予選突破→鳴門V→宮島準V→三国予選突破と安定した走りが目立つ。それを支えているのが調整力だ。「最近はいいですね。ペラの調整ができている。いい感じです。乗っている感じもいいし、リズムもいいです」と一番の笑顔を見せた。

 2日目(5日)は5、6号艇の外枠2走と踏ん張りどころだが、機力を生かして一つでも上の着順を目指す。