ボートレース宮島のGⅠ「ダイヤモンドカップ」は5日、予選2日目が行われたが、強風のため4R終了後中止順延が決定した(2日目1~4Rの得点はカウントされる)。6日、予選3日目を行う。

 この日は1Rから強風とうねりの影響で、安定板装着。3Rより周回展示1周、本番レースは2周に短縮して競技が実施された。1Rでは安達裕樹(38=三重)が転覆、3R古結宏(43=兵庫)が落水と、事故が続出。久田敏之(39=群馬)含めて3人が公傷で帰郷となった。

 選手代表の山口剛(38=広島)は中止順延決定後に「事故をした2人は骨に異常はなかったけど、このままレースを続けていたら信じられない(大きな)事故になってもおかしくない。公正と安全の確保ができないので中止順延の英断をしていただいた。台風や自然災害は別として、風が強い時はあるけど、うねりがこんなにあるのは初めてですね」と話した。

 なお、宮島ボートの開催途中での中止順延は一般戦を含めて、2016年2月14日のGⅠ「中国地区選手権」5日目以来のこと。