ボートレース住之江のGⅠ「太閤賞 開設65周年記念」は5日(5日目)、10~12Rで準優勝戦が行われ、大会最終日(6日)の12R優勝戦に進出するベスト6が決まった。

 優勝戦のメンバーは以下の通り。

 1号艇・坪井康晴(43=静岡)

 2号艇・吉川元浩(48=兵庫)

 3号艇・峰竜太(36=佐賀)

 4号艇・石野貴之(38=大阪)

 5号艇・馬場貴也(37=滋賀)

 6号艇・丸岡正典(41=大阪)

 ポールポジションをゲットしたのは予選トップ通過の坪井康晴。2017年4月の三国64周年記念以来、11回目のGⅠ優勝を狙う。ただ吉川、峰、石野と快速自慢、腕自慢が揃って激戦は必至だ。

 その中でピックアップするのは、ボート界のスター・峰だ。準優戦11Rで2号艇・瓜生正義(45=福岡)、3号艇・太田和美(48=大阪)の2人が1M握る展開を4コースから狙い澄ました差しハンドルで1着ゴールを決めた。「展開がくる前にすでにレバーを握ってましたよ。(1M)いい反応でしたね。これが〝超一流〟っていうやつだと思う」と自画自賛だ。この納得のレースができる理由としては「この気温にペラがマッチングしてました。上位とまでは言えないが、出足や伸びともに中堅上位にはきてますよ」ときっちり舟足を仕上げてきた裏付けがあったればこそだ。

「年末のSG(グランプリ)とかもあるけど、GⅠは全部勝ちたいからね。まくりと見せかけて、まくり差しとか、変幻自在で最内差しとか。他の人も警戒してレースはしづらいけど、この壁を越えていかないとね。それに、住之江は水面が硬く、他の場と比べてもレースがしづらいところだけど僕は問題はないです。それだけ他の人がてこずってくれれば僕に有利に働くから。2、3着はいらない、1着だけ、ワンチャン狙って行きます」と今年2度目のGⅠVをもぎ取る算段だ。