ボートレース宮島のGⅠ「ダイヤモンドカップ」は7日、予選の4日目を行った。この日を終えて得点率で3位につける杉山裕也(35=愛知)が好ムードだ。

 1号艇が回ってきた4Rは、スタートこそコンマ20と慎重だったが、そこからグイグイ伸びて1M先マイ。バックで他艇を突き放しシリーズ初白星をつかんだ。

「行き足から伸びは上位級だと思う。みんなにも『いいね』と言われるし、足には自信を持っている」と仕上がりは文句なしだ。

 今節は順調だが、ここまで大舞台では思ったような結果が出ていない。それは気になっているようで「同期の馬場(貴也、37=滋賀)ちゃんが上の舞台で活躍しているのを見ると、このままじゃダメだと思ってきた。デビューして20年近く走っているし、もう一度SGの舞台を走りたい」と自らを奮い立たせる。

 8月には地元・蒲郡でSG「第67回メモリアル」が開催される。この大会で勝てば大きなアピールポイントになる。

「タイトルを取りたいですね。師匠(大嶋一也氏)が辞めてからいい報告ができてない。ずっと見守ってくれた師匠に結果で恩返ししたい」と鼻息は荒い。

 その目標実現へ、まずは8日の予選最終日も結果を出し、準優好枠奪取を目指す。