ボートレース宮島のGⅠ「ダイヤモンドカップ」は8日、予選が終了。9日の6日目は、10~12Rで準優勝戦が行われる。

 注目は得点率9位で予選突破した西山貴浩(33=福岡)だ。

 予選5日目の1Rは3着、1号艇の後半6Rは逃げ切って今節2勝目を挙げた。「伸びは上の人に比べたら弱いが出足、乗り心地がいい。これなら勝負になる」と舟足に手応えを感じ取っており表情は明るい。

 昨年、平和島のSG「グランプリ」で優出し5着と大舞台で活躍。今年も1月の江戸川GⅠ「開設65周年記念」で優勝。幸先いいスタートを切ったが「最近は優出ができてない」と不満をこぼす。

 それだけに今節に懸ける思いも強い。準優は10Rの3号艇。「2着以上を狙っていく。みんな期末でスタートは控えると思うけど、自分は行く気がある。若い子は羽野(直也、26=福岡)に任せて、自分は100円を握りしめている往年のファンのために走る」と艇界のエンターテイナーが虎視眈々と優出を狙う。