ボートレース蒲郡の「日本財団会長杯争奪戦 蒲郡ムーンライトレース」は8日、予選を終了。5日目(9日)の8~11Rで行われる準優進出戦に出場する24人が決定した。

 今節は舟足で特別に抜けた選手は不在で上位拮抗の状況が続く。伏兵・田中京介(30=福岡)も上位の一角を形成し、準優進出戦は9Rの2号艇で登場する。

 4日目4Rでは4カドから攻めて1マークは窮屈な態勢になったものの、パワー任せに握ってまくり切った。一見、強引過ぎるレース内容の中に30号機の底力が見て取れる。

「1マークは無理やり行ったので外の2艇に完全に差されたと思ったのに、自分が前にいましたからね。やっぱり出足が良くて、その部分に関してはかなり良くて上位だと思う」

 当地は前回の2019年7月には10戦5勝と活躍、好走が光った。「エンジンの引きがいいのもあるけど、蒲郡は相性がいいですね。今節の出足も、ここ最近になくいいレベルになってますからね。エンジンがいいだけでなく、ボートも(連対率)44%でいいですからね」と声も弾む。

 7日間のうち4日間を終了。「今節はまだまだ長いですから」と語る姿は実に楽しそうで、準優進出戦も目が離せない存在だ。