ボートレース浜名湖のGⅢ・オールレディース「HamaZoカップ」は9日、予選2日目が終了した。序盤戦を終えて昨年のクイーン・平高奈菜(33=香川)が4戦2勝2着2本でシリーズをリードする。2、3位につける地元の池田浩美(44=静岡)や、ベテラン・谷川里江(53=愛知)が平高を追走する展開だ。ただ6位の守屋美穂(32=岡山)や、8位の平山智加(35=香川)も気配は悪くなく、まだまだ得点率トップ争いから目が離せない。

 その中で注目したいのが、地元水面で4戦3勝とし、存在感をアピールする池田だ。2日目前半4R1号艇は圧倒的な人気に応えイン逃げ快勝すれば、後半8R5号艇は1Mで狭い艇間をズバッと切り裂き地元ファンを魅了するレースで連勝を飾った。「(後半8Rの1Mは)見えてました。一瞬、様子を見たけど、ここだと思ってちゅうちょなく行きました」と会心のレースにニンマリ。

 舟足も「操縦性が良かったし足も悪くない。スタート全速の角(ひとみ・52=広島)さんと、スタート放っても同じくらいだったし、伸びはいいと思います。ターン回りは競ってないのでよく分からないけど、これだけの伸びてくれるなら、別にいいかな」と伸びを中心に上位級の仕上がりだ。

 近況4節で3回予選を突破しており、うち2回は優出とリズム良好で、それが今シリーズに影響しているのかと思いきや、「優出はしてるけど点数(勝率)を落としているし、納得した節はないんですよね。ペラ調整とかうまくいかなくて」と意外な回答が。

「地元でいいエンジンを引けて、ペラ調整も今のところうまくいってるし、結果も出てる。このままリズムを上げて行きたいので、頑張ります」と勝手知ったる地元でヤル気満々だ。