ボートレース蒲郡の「日本財団会長杯争奪戦 蒲郡ムーンライトレース」は9日に準優進出戦を終了。6日目(10日)、9~11Rで行われる準優勝戦のメンバーが決定した。

 4個レース行われた準優進出戦は10Rの宇野博之(41=愛知)以外は1号艇がイン逃げで快勝。その結果、土屋智則(36=群馬)、寺本重宣(40=東京)、萩原秀人(41=福井)の3者が準優勝戦の1号艇をつかみ取った。

 準優勝戦の中ではエンジンのポテンシャルと上昇度を加味して注目したいのが、11Rに登場する塩崎桐加(28=三重)だ。

 準優進出戦の8Rは2周1Mの逆転劇で2着に浮上。改めて好素性14号機が誇るハイパワーを知らしめた。序盤から快速仕立てで「どう調整しても足はいい。伸び寄りの時もあったけど、今は出足もしっかりしてバランスが取れている。ただ、乗り心地が合ってなくて、問題はソコですね」と課題は明確だ。

 その乗り心地は4日目(8日)の後半戦(10R)で一度は改善できたものの「5日目(9日)はコンディションが変わって、また合ってなかった」と手探り状態となっている。

 それでも「合えばかなりいいと思う」と語る通り、男子強豪をまとめて撃破できるだけの底力は十分あるだけに、塩崎のちょっとしたペラ調整のアレンジが奏功すれば、トップ級に化ける可能性もある。