ボートレース蒲郡の「日本財団会長杯争奪戦 蒲郡ムーンライトレース」は10日に準優勝戦3番勝負を終了。最終日(11日)12R優勝戦に進出するベスト6が決定した。V戦メンバーは以下の通り。

 1号艇・土屋智則(36=群馬)

 2号艇・寺本重宣(40=東京)

 3号艇・萩原秀人(41=福井)

 4号艇・富樫麗加(31=東京)

 5号艇・松竹大輔(34=愛知)

 6号艇・田中京介(30=福岡)

 準優勝戦の9Rで二番差しから機敏に立ち回って2着を確保した松竹は「赤岩さんに続けるよう頑張ります」と笑みを見せた。9日に行われたびわこ一般戦で通算100Vを達成した赤岩善生(45=愛知)の愛弟子でもあり「続けるように」と語った真意はそこにある。

 機力面も上々だ。「レース足重視の調整にしていいと思いますよ。外からでもしっかり展開を突ける足はありますからね」と前節準Vの29号機の素性を引き出し、上位級の仕上がりを誇っている。

 ボート界は4月と10月が期末。2021年前期適用勝率審査期間の期末となる昨年10月の三国で、期間内初のファイナルに進出して優勝。今回の蒲郡もこれが昨年10月のとこなめ以来の優勝戦進出で、2021年後期適用勝率審査期間では初のファイナル進出となった。「僕は後半型でスロースターターなんですよ」。半年ぶりの優勝戦進出は決して褒められたものではないが、都合の良いように解釈すれば流れはきている、との見方もできる。

 蒲郡愛は誰よりも強い師匠の100V達成を祝福するためにも、地元初Vを決めたいところだ。