ボートレース尼崎の「『B面の神戸』ええとこええとこBTS神戸新開地杯」は11日、予選2日目を行った。

 ここまでの得点率トップは4戦3勝2着1本のが森永淳(40=佐賀)だ。唯一の2着となった11R後は「スタートはだいぶ放った」と悔やんだが「道中の足はいいですよ。足はトップ級です」と舟足には太鼓判を押した。2位には4戦3勝3着1本の山田祐也(31=徳島)が僅差で付ける。以下、向所浩二(48)、鈴谷一平(26)、和田拓也(30)の地元兵庫支部勢が続いた。

 予選最終日となる12日の3日目は目下、得点率7・25で7位につける大山千広(25=福岡)に注目したい。

 昨年後半戦のフライング禍でやや停滞気味な近況ではあったものの、ファンからの人気は相変わらずに絶大で、来月25日から若松で行われるSG「第48回オールスター」にも出場する実力派だ。ファン投票では3位となり、初日12Rドリーム戦にも選ばれている。「結果は別として、これから(の私)に期待してファンも投票をしてくれたと思う。(SGでは)勉強のつもりでレベルアップしたい。感謝の気持ちを込めて走りたいですね」と喜びを語る。

 その期待に応えるべく今節も奮闘している。この日2日目は2Rで3着、後半9Rでも2着と連対を果たし、舟券に貢献した。「後半戦はスタートで様子を見たけど下がることはなかった。ただ、前半のほうが足は良くて、グリップして回ってからの押しもあった。後半はグリップがなかったし、道中も横滑りしているので、いい状態に合わせたい」と反省しきり。万全の状態を目指している。

 現在、審査中の2021年後期適用勝率は6・35(11日現在)とA1級キープ可能なところまで押し上げている。12日は5Rの5号艇、後半12Rは1号艇で登場。ファンのためにも、自身のためにもきっちりと好結果を出し、準優勝戦の絶好枠取りを果たすつもりだ。