ボートレース桐生の「第14回ドラキリュウカップ・3世代対抗戦」は11日、予選4日目を終了。5日目(12日)の9~11Rで行われる準優勝戦に進出するベスト18が決定した。

 予選6走を5勝2着1回(7戦目は得点率争いに無関係の一般戦=2着)の〝準パーフェクト〟とした中田竜太(33=埼玉)がトップ通過を果たし、準優11Rの1号艇をゲット。同様に予選6戦5勝で2位の上村純一(40=群馬)が準優10R、全6戦で3勝オール3連対とした3位の加藤政彦(36=東京)が準優9Rの1号艇を手にした。
 
 今節2戦目の初日12R・ドリーム戦を6コースからのまくり差しで豪快に制した中田は、そこから連勝を5に伸ばして予選を終了。初日から主役の座を張り続けているが、実は前検日の時点で「優勝するつもりで来ました」と力強く宣言していた。

 優勝にこだわるのには理由がある。「今年は出られるSGがないので、来年のクラシックを意識しているんです。だから、全部、優勝するつもりで走っていますよ。オールスターにも選ばれなかったし、もう忘れられちゃったのでね。また、思い出してもらえるように優勝するしかないんですよ」と気合パンパン。その言葉通り、今年はすでに2V、近況も住之江→若松とGⅠ連続準Vと猛アピールしている。

 今節も「伸びよりも回った後の足がいいですね。出足中心にいいと思います。伸びでいい人も大さん(佐藤大佑)くらい」と機力も上位級の仕上がり。「今は流れがいい。それに乗るだけですね」と、勢いに乗って今年3回目のVまで突き進む。