ボートレース浜名湖のGⅢ・オールレディース「HamaZoカップ」は13日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の地元・池田浩美(44=静岡)が人気に応えインから逃げ切ってⅤ。2020年8月の蒲郡以来、通算13回目、当地4回目のⅤを飾った。

 予選、準優戦で7勝を挙げる快進撃で優勝戦も盤石かと思われたが、前日までの好天から一転、最終日は天気が崩れ、雨中の激戦となった。難しい調整を強いられたが「特訓前にオヤって感じで起こしが不安定だったけど、ペラ調整をやり変えたら、かかりが良くなって、これならって感じで行けました」と本番までに、これまで同様にパワフルな仕上がりにしっかり持ってきた。

 レースは3対3の枠なり。インからコンマ08のトップSを決めて他艇の付け入る隙を与えず圧勝した。「地元だし、いつもは精神的にもリラックスできてたけど、(優勝戦は)プレッシャーがありました。ほんとに勝てて良かった。それに、対岸にお姉ちゃん(元レーサーの池田明美さん)も見に来てくれてたので、それも励みになりました」と笑みがこぼれた。

 この優勝で8月に当地で開催されるプレミアムGⅠ「レディースチャンピオン」の出場権も獲得した。

「そこに向けて、ずっと目標にして頑張っていたので。もう、ちゃっかりでも、なんでもいいから、地元の大会で優勝をしたいです」と〝夏の女王〟を決める大一番へ向けて、最高のステップとなったはずだ。