ボートレース宮島の「第14回楽天銀行賞」が14日、4日間短期決戦(準優制)の幕を開ける。今節はGⅠ「ダイヤモンドカップ」直後の開催ということもあり、多くの低調機が投入された。一方で「ダイヤモンドカップ」好走機もちらほら出ており、まさに玉石混交シリーズといえる。

 主役の期待を担うのは絶好調男の興津藍(40=徳島)。昨年11月の鳴門から今年3月の尼崎まで12連続優出(うち2月のまるがめGⅠ四国地区選手権を含む5V)と乗りに乗っており、福岡SG「クラシック」で連続優出は途切れたが、直後の児島でも優出3着と巻き返し、好リズムに乱れはない。

 ところが、今節手にしたのは筋金入りの凡機である28号機(2連率24%)。案の定、前検の動きは芳しくなく「ターンはまだしも直線が弱い。このままだと1Mまでに包まれてしまう。原因はエンジンでしょうね」と頭を抱えた。どうやら本体整備に踏み切るようだが、今節は予選が2日間しかなく、1号艇の初日12Rドリーム戦で大敗するようなことになると、予選突破がおぼつかなくなる。

 果たして立て直しは成功するのか? そこがシリーズ序盤の焦点だ。