ボートレース津のGⅠ「開設69周年記念 ツッキー王座決定戦」は13日、開幕。2走した選手では、丸野一樹(29=滋賀)が連勝、西山貴浩(33=福岡)、河合佑樹(34=静岡)が2、1着の好発進を決めたが、中でも気合が入っていたのが河合だ。

 今節、手にしたエンジンは26%の低調機。「いいとはいえない。前半3Rと比較すれば後半9Rはだいぶ修正できたが、特徴もない」。数字を考えればまだマシな方だが、それでも機力面は十分ではない。中堅が一杯の気配だ。

 ただ、津は2012年6月のGⅢ企業杯で初Vを決めた思い出の水面。その後も好成績を残しており、今年2月の地区選も優出5着。エンジンの良否に関係なく、上位着を取ってくるのは相性のなせる業といえるだろう。

 直近では先月末の宮島GⅢ戦で「選手生活で3本の指に入る悪さ」とレース足が皆無で大苦戦するなど、〝山あり谷あり〟の近況だが、それだけに好相性の当地はしっかり勝っておきたいところ。「ここが本番」と、好リズムを維持して、悲願のGⅠ初Vを狙う。