ボートレース蒲郡の「東海テレビ『最高のオバハン 中島ハルコ』杯」が14日に開幕する。前検日の13日はエンジン抽選、スタート特訓などが行われ、各選手が精力的に動き回っていた。

 今大会の注目のひとつ。それは悲願のA1初昇格を目指す地元・平見真彦(32=愛知)の動向だろう。初日は前半2Rに2号艇、後半9Rは1号艇で出走。初日にいきなり好枠デーが到来だ。しっかり結果を出して勢いに乗りたい。

 その平見にエンジン抽選で天運が味方した。今節の相棒66号機は3節前に艇界屈指の整備巧者・赤岩善生(45=愛知)によって底上げされている近況好調機だからだ。「もらったまま乗ったけど出足が良かった。トルクを感じました。このままで一度レースしてみます」と笑顔。

 期せずして地元の大先輩に〝アシスト〟を受けた形になったが「期末まで残り2節。あまり気負わず普段通りのレースをしたい。でも、今までは(A1ボーダーを)下から追い上げる形だった。でも今は上にいる。余裕を持って臨めるのは大きいですね」とコメントに力がこもる。

 悲願達成に向け今大会は全レースで100%を越える全身全霊の走りを見せてくれそうだ。