ボートレース津のGⅠ「開設69周年記念 ツッキー王座決定戦」は14日、予選2日目を終了した。メインの12R「ツックンドリーム戦」を制した毒島誠(37=群馬)は「キャリアボデーを戻して、足の上積みはあった。ただ、まだ乗りづらさがある」と、最悪の状況からは脱したものの、調整の余地を残している。

 一方、初日の「ツッキードリーム戦」の覇者・井口佳典(43=三重)は、2日目4Rこそ展開不運で6着大敗したものの、後半9Rは3コースから鮮やかなまくり差しで快勝。前検からターン回りの違和感を口にしていたが、「あの辺の回り足は悪くない」と、うまく調整を合わせて、本領を発揮してきた。

 また、2日目に目立っていたのは長岡良也(37=兵庫)と山崎郡(31=大阪)の2人。特に山崎はまだ2戦ながら、ここまで負けなし。2日目11Rは6コースからの勝利で、1周目のバックの時点では4、5番手だったが、そこから怒どうの追い上げを披露し、逆転白星につなげた。

「ペラでだいぶ上積みできた。自分の好きな感じになっている。中堅上位」と、機力面の裏づけもあるだけに、この勢いは止まりそうにない。