ボートレース住之江の「ルーキーシリーズ第8戦 スカパー!・JLC杯競走」は14日、開幕した。初日(14日)12Rに行われたドリーム戦は1号艇の上條暢嵩(27=大阪)が危なげなく逃げ快勝。「バランスが取れて乗りやすい。足負けすることもないし、ペラ調整が合えば大丈夫。エンジンもしっかりしている」と上機嫌。前半8Rも4号艇から2着にまとめて2走2連対発進を決めた。なお、2日目も12Rでドリーム戦が組まれている。

 15日の予選2日目は中山将太(25=福井)に注目したい。

 初日5Rは3コースから4カドの宮之原輝紀にまくられる厳しい展開ながら1Mうまく差して2着。「波にはまりながらも残せた。ターン回りがいいですね。冷静にレースも運べている。前検からそうだけど出足、伸びともいい部類に入る」とエンジンのパワーを肌で感じ取っている。

 今年は2月の戸田一般戦でデビュー初V。通算3優出のうち今年で2優出と成長中だ。ただ「寒い時期は調整がハマっていた。それが最近は通用しなくなった。変化に対応できてないので調整面が日々勉強ですね」と課題も実感している。

 2021年後期適用勝率は初日の2着で5・57まで上昇し初のA級昇格も見えてきた。「持ち味の攻めるレースがしたい。エンジンはいいので2回目の優勝を狙いたい」と闘志を燃やしている。