ボートレース津のGⅠ「開設69周年記念 ツッキー王座決定戦」は15日、予選折り返しの3日目を終了。16日の4日目が予選最終日となる。

 今節は万舟券連発と配当面でも波乱基調だが、ポイント争いも大混戦。ここまでの得点率ベスト3の長岡良也(37=兵庫)、船岡洋一郎(34=広島)、中野次郎(39=東京)はいずれも予選スタート組のいわば伏兵陣だ。

 得点率トップに立った長岡は舟足だけでなく、リズムの良さも際立っている。ただ、4日目は試練の外枠2走(7、12R)が待っている。悲願のGⅠ初制覇へ向けて、まさに正念場を迎えた言えよう。首尾良くここを上位着で乗り切れれば、いよいよ〝夢〟の初Vも現実味を帯びてくるが…。

 2位以下で枠番条件的に有利といえそうなのが船岡と、5位・丸野一樹(29=滋賀)の両者だろう。特に船岡は「伸びで目立つことはないけど、足はバランスが取れてまあまあ」と、エンジンパワーもトップ級。もっかのV最短といえる。

 地元2強の井口、新田は本来の力を発揮しているとは言い難い状況だが、勝負圏内にはつけている。準優進出というよりも、優出がノルマという気持ちだけに、少しでもいい枠番で(準優勝戦に)乗りたいところだろう。

 また、2日目まで2戦2勝と、負けなしだった山崎郡(31=大阪)は3日目6、5着と若さを露呈したが、攻撃的なレースが裏目に出ただけで機力に陰りはない。再度、強気に仕掛けて、予選突破を狙う!