ボートレース蒲郡の「東海テレビ『最高のオバハン 中島ハルコ』杯」は15日、予選2日目を行った。

 序盤戦を終えて田中和也(36=大阪)が好調で2日目12Rの1号艇で逃げ切れば無傷の4連勝だったが、その前に立ちはだかったのが、同じく初日ドリーム組の松下一也(38=静岡)だ。

 4カドからコンマ10のトップスタートを決めてまくり圧勝。シリーズリーダーの田中をあっさり撃破した。

 近況上昇中で2連率38%の14号機を駆る。「足自体はしっかりしていますよ。握った時の反応が良くて、合えばもっと出そうな雰囲気はある」と確かな手応えをつかみ取っている。

 現在審査中の2021年後期適用勝率は前検日の段階で6・46。A1としては平凡な数字に「最近は節間通して、うまくまとめられないことが多いからピンロク傾向になっている。そこが改善できれば、もっと勝率も上がるはずなんですけどね」という。

 選手がよく使う「ピンロク」とは1着(ピン)か6着(ロク)かの極端な成績のことで、コンスタントに成績をまとめる選手は嫌うことも多い。

 今節4走目の「ピン」は価値ある白星で、V候補筆頭格を止めた一撃には迫力があった。