ボートレース宮島の「第14回楽天銀行賞」は17日の最終日、12Rで次の6人によって優勝戦が行われる。


 1号艇・畑 和宏(49=広島)

 2号艇・北村征嗣(41=大阪)

 3号艇・権藤俊光(34=大阪)

 4号艇・竹田和哉(27=香川)

 5号艇・高野哲史(32=兵庫)

 6号艇・下河雅史(34=福岡)

 インに構える地元のベテラン・畑VSスピード自慢の5人という構図だ。行き足と回り足がしっかりしている畑がV最短といえるが、北村やセンター勢が攻める気満々とあって、乱戦ムードも漂う。となると、6コース濃厚の下河にも出番はある。

「今節は2日目まで西野(翔太=前操者)さんのペラでそのまま乗っていました。自分の形より、さらに一歩踏み込んで回転が上がるような形なので、参考になりましたね。準優の朝に少しだけ叩いたんですが、変わらず出足型で、回転の上がりが早いから伸びも見劣ることはないですよ」

 準優11Rは北村が逃げたが、下河は1M外マイ、2Mも思い切って握って回り、競っていた久富政弘(49=佐賀)と川田正人(40=徳島)を一気に振り切り、2着に入った。

 A2級経験者ながら意外にも優勝は未経験で、優出も2017年7月の戸田(4着)以来と久々だ。「準優には乗るんですが、なかなか優出できなくて(笑い)。でも、前向きにやってきたことで今回は乗れました。ここからまた一歩ずつ前進できれば…」

 明朗快活で礼儀正しい好青年。展開を突く足はあるだけに、大外から初V達成のシーンに期待したい。