山陽オートの開場56周年記念GⅠ「第2回令和グランドチャンピオンカップ」は17日、4日目を迎え9~12Rで準優勝戦を行う。

 3日目の10Rでは、地元の福永貴史(46=山陽)が湿走路をものともせず、1着で準決勝戦に勝ち上がった。もともと山陽屈指の雨巧者。このレースでは「雨セットに雨タイヤが的中した」。伊藤信夫(48=浜松)、松尾啓史(42=山陽)、浦田信輔(47=飯塚)ら強豪を相手に会心のレース運びを見せ、トップでゴールを駆け抜けた。

 良走路で行われた初日、2日目も3→1着と結果を残しており「晴れは乗りやすくてパワーが出る」と手応えを口にする。課題のSも「エンジンがいいから持っていってくれる」と出遅れることなく、それが好結果につながっている。

 準決勝戦は9Rに出走。「スタートが早い人たちばかりだから、今までのようにはいかないでしょう」。確かに厳しい戦いになりそうだが、これまでの勢いからすれば優勝戦進出も十分に〝アリ〟だ。