ボートレース住之江の「ルーキーシリーズ第8戦 スカパー!・JLC杯競走」は17日、予選4日目を迎える。

 予選3日目(16日)を終えて、宮之原輝紀(23=東京)が得点率トップ。ただ、同率で追う中村泰平(25=愛知)、上條暢嵩(27=大阪)に機力トップ級の中山将太(25=福井)が僅差で追う展開で、準優勝戦好枠争いはし烈だ。

 そんな中、得点率22位から予選突破を狙う定松勇樹(19=佐賀)に注目したい。

 3日目2Rは3コースから握って2着。ここまで3、4、3、2着と手堅い走りを見せる。「健(安河内、25=佐賀)さんのアドバイスで良くなってきた。スリット近辺と乗り心地がアップしている。ちょっとずつ分がいいですね」と手応えもまずまずだ。

「今期は1走目にF。峰さんから『今期はF2しないこと』と指導を受けました。そこからスタートの走り方を変えて、同体のスリットからでも勝てる旋回力を心掛けるようになりました」。師匠・峰竜太(36=佐賀)の言葉をきっかけに意識改革。これが奏功し、2021年後期適用勝率は16日終了時点で5・68で、初のA級昇格も見えてきた。

 近況もリズムは良く「流れで着を取れている感じがする。あとは厳しい展開でも着を取れるようにしたい」と気を引き締める。勝負駆けの予選最終日は2R1号艇と10R4号艇の2走。しっかり結果を出して準優進出を決めたい。