ボートレース津のGⅠ「開設69周年記念 ツッキー王座決定戦」は17日、準優ラウンドを終了。18日=最終日12Rで争われる優勝戦出場選手が出揃った。

 本命となるのは1号艇・寺田祥(42=山口)だが、近況はイン戦での安定感に欠けるきらいもある…。機力面でも準優10Rを豪快にまくって制した中野次郎が断然で、ファイナルは波乱含みの一戦といえるだろう。特に優勝戦当日は雨上がりで強い西風(ホーム向かい風)が吹く気象予報。この風も推理の要素から外せない。

 そこで注目したいのが「びわこボート」をホームプールとして、「荒れ水面は嫌いじゃない」と、難水面を得意とする丸野一樹(29=滋賀)だ。

 準優11Rは出走直前に風向きが変わった影響で「自分もいいスタートを行ったつもり(コンマ14)だったが、センターの方が前にいた」と、苦しいスリット隊形となり、1号艇ながら2着に残すのが精一杯だった。

 それでも機力に関しては「バランスが取れてしっかりしている。いいレベルだと思う」と上々の仕上がり。当地にも「いい印象がある」と歓迎材料のクチだけに、高配当の使者ならこの男だ!