ボートレースまるがめの「Bカードメンバー大感謝祭 日本トーター杯」は17日、9~11Rで準優戦3番勝負が行われた。

 そのセミファイナルは山崎裕司、川北浩貴、西野翔太の各レース1号艇が順当にイン逃げ快勝! この結果、予選の得点率1位だった川北が優勝戦の絶好枠を獲得。2019年11月のびわこ戦以来となる、通算74度目の優勝に王手をかけた。

 18日(最終日)12Rの優勝戦進出メンバーは以下の通り。

1号艇・川北浩貴(49=滋賀)

2号艇・西野翔太(38=広島)

3号艇・山崎裕司(39=広島)

4号艇・柘植政浩(39=滋賀)

5号艇・白石 健(43=兵庫)

6号艇・浜本優一(36=大阪)

 ここでは川北をピックアップする! 昨年2月の尼崎GI「近畿地区選」での事故で骨折を負い、半年以上レースから遠ざかっていたが、同年8月27日のびわこ戦で戦線に復帰した。

 当時は「体と自分の闘争本能の差が戻り切らない」と苦悩していたが、3節前の2月・住之江戦で2020年2月の桐生戦以来となる久々の優出(6着)を果たすなど、レースを重ねるにつれて復調の兆しを見せていた。今節は復帰後2度目の優出、しかも絶好枠=1号艇を勝ち取ったとなればがぜん、士気も高まるというものだ。

 肝心の舟足に関しても「エンジンの力強さは感じる。スタートして伸び返すし、もっとうまい人が乗ればエグい足になると思う」と、強力な仕上がり。あとはインコースからしっかりスタートを決めて、予選トップ通過→準優戦1号艇→Ⅴ戦イン逃げの〝王道Ⅴ〟を決め、完全復活ののろしを上げる。