ボートレース児島のGⅢ「第20回シモデンカップ」が19日に開幕する。前日の18日はエンジン抽選、スタート特訓などが行われた。

 今節はGⅢの企業杯とあって豪華メンバーがそろったが、前検日注目のエンジン抽選では、当地エース級の13号機は吉田慎二郎(38=愛知)、使用8節で2Vの快速49号機は宮崎奨(35=香川)といった伏兵陣がゲット。初日から激走が期待できそうだ。

 その宮崎は「プロペラは思っていた形と少し違っていた。でも、本体の素性がいいからなのか、前検特有の重さはなかった」とニッコリ。具体的には「体感的にイケていて、それなりにやれそうな感じがしている。スリットからジワッと出て行く足で、班でも分が良かった」と気を良くしていた。

 現在、審査期末を迎える2021年後期勝率は5・81(18日現在)。「今期は今節で終わりです。よほどのことがなければ大丈夫でしょう」とA2キープは問題なさそう。それだけに「目標は来期につながるレースをすること。勝率は今より上げて先につなげたい。せっかくいいエンジンを引いたのだから、結果を出したいですね」と、やる気十分。攻めの気持ちで開幕ダッシュを狙う。