ボートレース若松の「日本トーター杯BTS北九州MD開設15周年記念競走」は18日、予選3日目を終了。19日は予選最終日の4日目を迎える。

 ここまでは5戦4勝2着1回の中岡正彦(43=香川)が得点率トップを独走中。エンジンも「1Mで思った所に行けているし、回ってからもスムーズ。出足寄りでレースがしやすい」と軽快な舟足で、このままVロードを駆け抜けそうなムードだ。以下、松崎祐太郎(33=福岡)、大神康司(48=福岡)、里岡右貴(35=福岡)、吉永則雄(42=大阪)が僅差で続いている。

 一方、2日目に不良航法の減点10がありながら、得点率13位につけている長田頼宗(35=東京)からも目が離せない。

 初日はドリーム戦を含め連勝と開幕ダッシュ!に成功。断然の主役に君臨するかと思われたが、2日目は一転して5、4着と安めを売った上に、不良航法の落とし穴も…。

 1日早い勝負駆けとなった3日目は前半7Rで5コースからのまくり差しを狙ったが引き波にハマり、バックストレッチではまさかの6番手。万事休したかと思われたが、そこから怒とうの追い上げで3着に追い上げた。続く後半11Rはインから的確に逃げて、準優進出への安全圏にまで押し上げた。

 長田は「足は小ぢんまりとして、機率43%の感じはない。調整が難しくて、立ち上がりはいいけど安心して(レバーを)握れないし、手前の足がきていない」と納得域には程遠いようだが、それでも「何とか取り返せるように頑張ります」とけなげに前を向いた。