ボートレースまるがめの一般戦が22日に開幕する。

 優勝候補筆頭はSG2Vの実績を誇る平本真之(36=愛知)だ。当然、初日メインの12Rドリーム1号艇に座る。

 しかし、21日に行われた前検後には「回転不足でターン回りが全然だった。特訓では伸びが良くなかった」と渋い表情だった。

 底上げが急務となるが、エンジン抽選で手にした47号機はここまで11節、使用して優出1回と目立った成績を残していない。SG常連の調整力でどこまで引き上げられるか、トップレベルのハンドルさばきでどこまでカバーできるか。

 一方、ドリーム組の主力で前検の動きが光ったのは2号艇の須藤博倫(43=埼玉)だ。相棒の64号機は2優出1Vという成績。ただ、このエンジンはB級レーサーとコンビを組むことが多く使用11節の中でA1レーサーと組んだのは1回だけ。その唯一のA1・広瀬将亮(42=兵庫)はきっちり優勝という結果を残している。須藤も「プロペラはそのままで特訓に行った。出足が良く感じた。ターン回り、出足が力強かった」と好感触をつかんだ。

 A1レーサーの仕上げとテクでシリーズの主役に躍り出る。