ボートレースまるがめの一般戦は23日に2日目が行われた。

 2日目の主役は藤岡俊介(37=兵庫)だ。初日は2、5着とやや出遅れた感もあったが、2日目は5Rで2コースから的確に差して1着ゴール。1号艇の10Rではコンマ07のトップスタートを決めて危なげなく逃げて、この日、連勝で巻き返しに成功した。

 仕上がりに関しても「初日の後半からは普通になっていました。エンジン2連率の20%以上はありますよ。失敗しても前に進んでいる。Sも勘通り」と納得の域まで引き出してきた。

 今年は優勝こそないものの1月の地元・尼崎68周年記念、前走の大村ダイヤモンドカップとGⅠで2度、優勝戦に駒を進めるなど好調モード。コンマ13という最近6か月の平均スタートタイミングは今大会出場選手の中でもトップクラス。スタート力を武器に今年初Vに突き進む。

 また、白星こそないものの2着3本と安定した走りを見せる赤坂俊輔(38=長崎)も「初日ほどの伸びはないけど、それでも伸びは◎。ターン回りもきた」と好感触。最高グレードレースのSGで優勝2回と実績では今大会ナンバーワンの平本真之(36=愛知)も初日の舟足はもうひとつだったが2日目のレース後は「出足を求める調整がはまった。伸びも落ちていない」と納得の表情。

 主力勢がきっちりと調整力を発揮。V戦線は高いレベルの激戦となりそうだ。