ボートレース宮島の一般戦は26日の5日目、9~12Rで準優進出戦が行われた。9Rで1号艇の岡谷健吾(38=広島)が5着に敗れて波乱決着となったが、10~12Rでは船岡洋一郎(34=広島)、山口剛(38=広島)、前本泰和(49=広島)がインからきっちり逃げて快勝し、この3人が27日(6日目)の準優勝戦1号艇を獲得した。

 準優1号艇の3者はいずれも機力は上位クラス。イン逃げは堅そうだが、準優進出戦9Rで岡谷が敗れたように、ボート界に「絶対」はない。そこで注目したいのが、その9Rで見事なまくりを決めて3連単7万1550円のビッグ配当を演出した井内将太郎(36=広島)だ。

 機力的には上位陣には一歩劣るが、それでも「全体的に足はいいし、エンジンはしっかりしてます。欲を言えばもう少しどこか特徴をつけたいけど、このままでもターン回りや乗り心地はいいので、この近辺では行くつもりです」と機力に関してはまずまずの状態にある。準優でも再び波乱演出の立役者になっても不思議ではない。