ボートレース尼崎の「第53回六甲賞競走」が1日、開幕する。

 今大会はSGタイトルホルダーの吉川元浩(48=兵庫)、魚谷智之(45=兵庫)、馬袋義則(48=兵庫)らを中心に地元・兵庫の腕自慢が勢揃い。さらに遠征陣では大滝明日香(41=愛知)、平高奈菜(33=香川)ら実力派女子レーサーも加わって白熱のレースが期待される。

 4月30日の前検日にはエンジン抽選に続いてスタート特訓が行われる予定だったが、強風のため3班以降は中止。1周タイム計測のみとなった。このため各選手は引き当てたエンジンの感触をつかみかねていた。

 V有力候補が顔を揃える初日メイン12R「ドリーム戦」ではSG4冠の吉川が絶好枠に構える。相棒・4号機は初下ろしの開催で和田拓也(30=兵庫)が優出(6着)。前回も地元の来田衣織(25=兵庫)が予選突破を果たしている。「スタート特訓をしてないので何も分からない。これからいろいろと点検してみる」と思案顔だったが、しっかり合わせれば上位級に近い仕上がりになる。

 今年1月のGⅠ開設68周年記念以来となる地元戦で大暴れの予感は十分だ。