ボートレースびわこの「大阪スポーツ杯争奪 第27回におの湖賞」は9日、開幕する。

 初日メイン12Rの「大スポドリーム」には、今大会を代表する腕利きの6人が集結する。その中で本命はSG7冠の太田和美(49=大阪)だ。2節前の鳴門、前節の住之江と2節連続優勝中。巧みなターンでインから逃げ切りを図る。

 しかし、5号艇で出走する和田兼輔(35=兵庫)も侮れない存在だ。8日のエンジン抽選で引き当てたのは、近況は伸び寄りに調整されている22号機。前検のスタート特訓を終え「ペラは叩きました。伸び寄りで悪くない感じがした。ドリーム戦はチルトを跳ねる方向で調整するつもりです」と高らかにパンチ力のある調整で臨むことを宣言。和田は最近、これまで以上に伸びに寄せた調整で〝まくり〟を量産中。ベストマッチと思えるエンジンで一発を狙う。

 もっとも「伸び寄りにして、まくって勝って準優戦や優勝戦に1号艇で乗っても、そこで負けていたら元も子もない。やっぱり優勝しないとダメですから」とキッパリ。伸び寄りの仕上げとイン戦での立ち回りに折り合いを付け、V奪取を目指す。