ボートレース児島の「ボートレースレディースVSルーキーズバトル」は10日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の新開航(26=福岡)が逃げ快勝。今年5回目の優勝を飾った。団体戦はレディースが最終日に大量22ポイントををゲットし、43―26とルーキーズを一気に突き放した。優勝チームには1人10万円の賞金が贈られた。

 6戦4勝オール3連対で予選トップ通過を決め、準優も危なげなく逃げてポールポジションを手に入れた新開。優勝戦は6コースで同期の吉川貴仁の猛攻に冷や汗をかかされたが、1Mでしっかりとターンを決めて逃げ切った。「ヒヤヒヤしました。でも、1Mは何とか耐えられました。まだ上の人たちとは差があるので、もう少し全部の質を高めて行きたい」と気持ちを引き締めていた。

 5日目終了時点でわずか2ポイント差という接戦の団体戦は最終日に優勝戦12ポイントをはじめ大量22ポイントを加算し、勝負を決めた。女子代表として表彰式に臨んだ寺田千恵は「ルーキーズもうまいので、女子は気を抜かないで走るように心がけていた」と勝因を分析。個人タイトルはルーキーズに譲ったがチーム力でレディース5回目の団体Vをもぎ取った。