ボートレース大村の「ミッドナイトボートレース第1戦in大村」は12日、4日間の予選攻防を終えた。5日目(13日)は9~12Rで準優進出戦4番勝負が行われる。

 12日の予選最終日は馬場剛(29=東京)が8R6枠1走を4着に踏ん張って、しっかり予選トップの座を守り切った。進出戦4番勝負は12R絶好枠での登場となる。残る進出戦1枠は11R新田智彰、10R中村桃佳、9R青木玄太が手中に収めた。また、地元勢では赤坂俊輔、寺本武司の2人が予選突破に成功している。

 リズムの軌道修正に成功し、15位で予選を突破した前田聖文(34=愛知)も面白い存在だ。

 序盤2日間を2、3、2着と手堅い滑り出し。3日目こそ「乗りづらくて足を生かせなかった」と4、6着の大敗も、予選ラストの4日目7Rは固定1枠の利を生かし逃げて今節初白星だ。レース後は「逃げられたのはたまたまですよ」と謙遜した。
 
 ただ、機の手応えは「チルトマイナスでも足落ちはないし、スタートして伸び返す感じがあった。足は目立ってはないけど、いい方の部類だと思う。もう少し回転を上げたい気持ちもあるけど、勝負になる足はある」と申し分ない。それだけに「スタートはコンマ15くらいを全速で行ければ」十分にチャンスはあるはず。気迫満点のスリット攻勢で波乱演出を狙う。