ボートレースびわこの「大阪スポーツ杯争奪 第27回におの湖賞」は14日、優勝戦が行われる。準優3番勝負では予選トップ通過の和田兼輔が3着、2位の大谷直弘が2着に敗れる波乱。準優1号艇トリオの中で唯一、イン逃げを決めた3位の間野兼礼に優勝戦1号艇がめぐって来た。

 準優勝戦が波乱続きだったことでファイナルも不穏な空気が漂う。準優12Rで3コースからまくり差して和田を3着に沈めた地元の松山将吾(27=滋賀)が再び優勝戦でも台風の目となりそうだ。

 地元である当地での優出は4年ぶり。「本当に良かったです」と笑顔が弾けた。舟足については「前半は回転を合わせ切れなかったけど、いろいろ試してしっかり合わせることができました。ターンは変わらずいいままで、伸びもある程度いい感じになりました」と気配も上向いた。
 
 V戦は2号艇での出走。2018年3月の初優勝は当地で2コースまくり。「初優勝のイメージがあるのでいいですね。Sもスローの方が自信を持って行けます」と自信をのぞかせる。〝縁〟のある枠から初Vの再現を狙う。